2012年9月1日土曜日

2周年!


シロです。
ちーっす

ぼくがここのお家の人と出会ったのは2010年9月3日(土曜日)。日付は違うけど、ちょうど2年前のこの土曜日の事。
今日はぼくが来た日の話をお話しするね。ちょっと長いよ。


尻尾がまだ下がってるね
この写真は、恥ずかしいんだけど、ぼくがここんち家族と出会った、翌日の写真です。2010年9月最初の日曜日。ちょっと汚れてるし、ぼく、太ってたし、恥ずかしい!!
ぼくは土曜日の夜、ペコのお店(飲食店です)の前を通ったら美味しそうな匂いと、気持ちよさそうなヒンヤリとした土の花壇があったから、そこに立って僕に気が付いてくれないかなーって待ってたの。
ペコのお仕事が終わった時、やっと僕に気がついてくれたよ。ペコはビックリしていた。
「ボーっと白いものが立ちすくんでいるから、一瞬お化けかと思った!」だって。
 コッチのお仕事のお家が近くにあったから、その日はそこに泊めてくれるっていうんだけど、僕は猛暑のなか何日もあるいていたから、喉はからから、お腹はペコペコ、足の裏も火傷して横の砂利道は歩けなかった。(ペコが抱っこして連れて行ってくれようとしたんだけど、知らない人間に抱っこされるなんて怖かったから、ちょっと歯を当てちゃった。そしたら、ペコの腕から血が出てきたよ。

その日、コッチは飼っていた陸ガメが逃げてがっかりしていたんだけど、カメの運動場に僕はお泊まりすることになったんだ。

この場所にお泊まりさせてもらうことに
(写真は後日のもの)
なんだかとても寂しくって、夜中にオウオウ泣いちゃったよ。
そしたら、となりのおじさんが「うるさいなー。きっと帰りたいんだよ」って僕のロープを放してくれたんだ。でも、ぼくはもうすごく疲れていて、足も痛かったからゆっくりと朝からまた、ペコのお仕事の近くを歩いていたら、区長さんて呼ばれているおじさんに捕まって、区長さんのお庭で水浴びをさせてもらったんだよ。

コッチは「法事」っていうのに行っていて、ペコに電話してぼくが保健所ってところの人に会うんだよって聞いたら「だめ~!取り返してきて!」って大騒ぎしたんだって。だから、ペコのおかーさんが区長さんのところから僕を戻す時、「また、しらない人間だ」って怖くて、歯を当てちゃった。

コッチは黒い服きてお昼に僕のところにやってきた。
その時、バアバもいたし、コッチのお友達の眼鏡のおじちゃんも一緒にいたよ。

おじちゃんは僕とタオルで引っ張りっこしたりして遊んでくれたよ。美味しい犬用のご飯も買ってくれた。(それまで、ネコ用のご飯をもらってたんだ)

また夜になると、やっぱり寂しくてオウオウ泣いちゃった。
近所の人からうるさいよーって言われて、ぼくはペコのおとーさんの畑の横にある納屋に住むことになったんだ。 蚊がいっぱいいてうっとおしかったけど、たくさん寂しいよーっていっても誰にも迷惑掛からなかった。夜は真っ暗なんだ。 お散歩はパパのおとーさんが畑の周りをぐるぐる歩いてくれた。
いろんな人が僕の顔を見にきてくれて、ぼくの首輪を新しいのに変えてくれた人もいた。前のはとてもくたびれて汚かったから。
最初、この首輪をしていたんだ。
そして、いろんな人が僕の新しいお家を探してくれていた。 でも、コッチが「きっと元の飼い主さんが探していると思うから、知らないところには連れて行けない」って、僕は今のペコとコッチのお家で過ごすことになったんだよ。蚊も居ない、お山のお家のベランダが新しいお家になったんだけど、やっぱりさみしくて夜になるとオウオウ泣いちゃった。近所の人に迷惑だからって、お家の中で夜寝ることになったんだ。 

その日の夜、ぼくは伏せして座っていたんだ。 コッチが「偉いねー」って顔を近づけてきた。僕はとっても怖くって、コッチのお顔と手に歯を当てちゃった。そしたら、血がたくさんたくさん出てきた。パパに首を抑えられて、すごく怒られた。二人は僕をゲージってお家に入れて、僕の事を無視して、病院に行った。 コッチは結婚式というお祭りで主役をしなくちゃいけないのに、お顔が大変なことになったってがっかりしていた。でも、僕に謝っていたよ、怖かったね、ごめんねって。

そこから、ぼくの訓練生活が始まった。
ペコとコッチのお家に来てから1ヶ月くらいの事だよ。

いい子になったねって、その当時を知っている人みんなに誉められるよ。

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コッチです。

私は鳥や金魚は子供のころから飼っていましたけど、生まれてこのかた犬も猫も飼ったことがありません。
2009年梅雨の直前に我が家の前をインコが2羽歩いていまして、1羽だけ捕獲成功しました。その子はピーちゃん。
翌年2010年7月くらいに車で走っていたら、陸ガメがお散歩してまして、それも捕獲。
僕がそのカメでーす
シロちゃんが来た2010年の夏はとても暑い日々が続いていて、記録的猛暑日が観測されていました。私も熱中症みたいになったのはこの夏でした。
シロちゃんが来た日のピーちゃんです
その日はあまりに暑いので、ピーちゃんを仕事場に連れてきていました。 カメちゃんはお庭で日向ぼっこさせる毎日。それが、その日の夕方逃げてしまい、大騒ぎして探しまくり、隣家に「カメがいたら教えてください」なんて声をかけていたのです。
ペコの職場は同じ敷地内でした。
夜、シロちゃんを確保。 砂利道は足の裏が痛いようで歩けず、脇の草むらをとぼ・・・とぼ・・・って感じ。 足の裏は火傷していたらしいです。さらに脱水症状がひどかったのか、水をガブガブ飲みます。1日に2リットルは飲んでいました。それはトラウマになっているのか、今でも水はものすごい飲みます。「さ、お出かけするよ(お散歩するよ)」としたくすると、まずお水をガブガブ500mlくらい飲みます。


ときどきお仕事のじゃまをしに来てました
犬を飼ったことがなかったから、犬に対しての知識がなかったから捕獲できた気もします。
どう見ても紀州犬、というのもあとで調べて分かったこと。紀州犬や日本犬の気質を知っていたら近づかなかったかも知れません。
そして、自分ちで飼えるかどうかも分からないのに保健所に渡すことができなかったのは、飼い主が現れなければ殺されてしまうかもしれないという不安があったからです。
周辺の動物病院何十件もに「犬を保護しています」というポスターを送りましたが音沙汰なしです。
去勢もしていない日本犬の成犬ですよ。 犬飼初心者になにができる? だから、「犬の訓練」ではなく「飼い主の訓練」をしてくれる教室を探して、私たちはレッスンに通いました。

不思議なことは、2010年の秋ペコとコッチは入籍を予定していました。生活するところも、ペットを飼う予定はなかったのに不動産屋はペットOKをずっと強調していました。、8月の最後の週末に両家で顔合わせ。次の週末、拾ったカメが逃げて、その日の晩にやってきたシロちゃん。近所の人たちは、近くの大きな公園に1週間くらい前からうろうろしているのを見ていたそうです。 後から考えると、うちを選んできたんだなーって感じることがたくさんあります。
ペコとゴロゴロ
これからもずっと一緒にいようね。
もう、逃げちゃだめだよ!

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今は愛情たっぷりに生活できてよかったね
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4 件のコメント:

  1. シロちゃんが来た日のお話し
    感動して涙が出ちゃいました。
    ペコさんのお店に行っていなかったら
    どうなっていたのか・・・
    シロちゃんは幸せだよ~~!
    強運の持ち主だよ☆.。.:*・°☆.。
    そしてコッチさんペコさんも2周年♪
    オメデトウ(^▽^)ゴザイマース
    うちは3周年が過ぎたよ。(=^0^=)

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    1. あいさん
      感動しちゃいました?笑
      どうやら、一瞬近所の工場で保護されたみたいけど、週末に入るからって放されちゃったらしくて、金曜日の昼間に地区の放送で「保護してます」って言ってたんだよね。たぶん、それはシロちゃんの事だと思うけど。 歩いている時も、近所の人にちょっぴりは食べ物はもらっていたみたいけど、でも、キツイよねー。

      2周年はシロちゃんですよ。笑 
      私らは11月で2周年です! 
      …あいさんち、なにが3周年???

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  2. コッチさん、泣けました…(ノД`)
    そしてシロちゃんの太ましさに…誰?(笑)

    私の先代犬が紀州でしたけど、本当によく捕獲できたと思います。
    すごいですね。
    もし私だったら「無理だ…」と諦めたと思います。

    殿介を迎えた時に思ったけど、犬って「ここの家の子になる」って分かってるような気がします。
    きっとシロちゃんも、自分の運命が分かっていたんでしょうね。
    もしかしたら自分の運命を切り開くためにコッチさんのところに来たのかも。
    今が幸せなシロちゃん、本当に良かったね。


    …って、結婚式というお祭りって(笑)

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  3. 殿介ママさん

    こちらでも泣いちゃいましたか。。。(泣かせるつもりは無かったんですけど-…)
    私らが、犬とはどんな動物か?って知らなかったから、ただ「かわいそう」って保護できたんです。しかも、当時のシロちゃん、かなり弱っていたしね。 今じゃ、とても怖くて近寄れないですよ。心配はしても、怖いな…このサイズの日本犬。

    シロちゃん、自分で運命決めてますよね、きっと!
    カメちゃんが「俺、出てくから、後入れば?」とかって会話があったかもしれないなーなんて。笑

    結婚式はお祭りでしょー!? パ~リ~♪パ~リ~♪ですよ。

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